兵庫県出身。昭和45年生まれ。木薫創業時に取締役に就任。
朝はミロ、昼は紅茶、夜はウィスキーを嗜む。
木薫のなかで「保育事業を始めよう」と決めてから、何もかもが一からだったので、わからないことだらけで右往左往しました。みんなで一致団結して、というと格好がいいですが、いろいろと迷惑をかけたと思います。
保育事業部長になる前は、木工の工場長をしていたので、ギャップしかないです(笑)
製作の現場は相手がモノなので、自分の気持ちの好・不調だけが仕事に反映されます。けれど、保育の現場は相手がヒトなので、自分の気持ちだけではなくそこに相手の気持ちも加わることでどうなるか予想がつかない驚きがあります(良くも悪くも)。
もりの香保育園が開園する前も、開園した後も初めてのことだらけでした。
子どもたちも、入園当初は泣く子が多かったですが、今は園に慣れたのか笑顔も増え、ようやく保育園らしくなってきたと思います。
子どもの笑顔が見られたときは、やっぱり嬉しいですね。
「森から子どもの笑顔まで」を掲げている木薫の保育園なので、木育と食育には力を入れています。
とはいえ、0~2歳の子どもたちなので難しいことを教えるのではなく、木と触れ合って遊んでもらったり、畑を作って野菜や果物などの大きくなる様子を見たり収穫したりなどの体験を中心にしています。先日は、子どもたちと一緒に田んぼに稲を植えました。
園のすぐそばにブドウのハウスがあるので、ブドウ狩りもしたいと計画しています。
保護者の方からもいろいろ反響があり、まあまあのようです。月2件ぐらいの問い合わせや見学希望の方が来られるので、評判は悪くないのかな?
木をふんだんに使った園舎内を見たり、木育や食育に力を入れていることを伝えると関心をもっていただけます。
木に囲まれた空間での保育環境や、少人数保育ということもあって、先生方もゆったりとされているように感じます。時間にも余裕があるので、子どもとの関わりが濃くできていると思います。
子どもはもちろん、大人も含めた他人(ひと)の気持ちを推し量れるかたに入っていただけると良いですね。
子どもの見本となる振る舞いができて、子どもたちのことを第一に考えられる大人として、皆と一緒に同じ目標に向かって助け合いながら進んでいきたいです。