もっくんのブログ

2018年7月11日

「木薫」の読み方、教えます。

木薫って、読めないですよね。

もっか?

もっこう?

もくか?

初めましての人は、みんなそうなんです。

パンフレットの表紙に、ひらがなで書いてあるから、やっと「もっくん」って読めるほど。

なぜ、こんな会社名にしたんでしょうか?
本社の看板 株式会社 木の里工房木薫って、漢字だらけで、堅い印象があります。
いかにも、下町の工房。

都会みたいにカッコよく英語を使ったほうが、最先端感が出るし、プロっぽいのに。

でも、これが実は逆だったんです。
子どもとイス 木薫のミッションは、木の薫りを届けること。

木で作られた家具や遊具を、「カッコいいでしょ」「素敵だよ」って言って、売り込むことでは、ありません。

もちろん、木薫で作るものは良いものっていう、自信はあります。
ただ、それだけじゃないんです。

ホンモノの木を届けて、
薫りとか、
手で触ったときの感覚とか、
あたたかさを、
五感(薫り、手触り、木の音、優しい色、食感)で感じてもらいたい。

その中のひとつの要素として、「薫り」という字を、会社名に入れました。

ホンモノの木の薫りって、ホンモノの木でしか出せないから。

ぬくもりとしての薫り
赤ちゃんが、おもちゃを口に入れる時の薫り
それらも、一緒に届けたいと思っています。
西粟倉村 また、西粟倉村には「木の里、湯の村、雪の国」という、キャッチコピーがあります。
本当に、木はある、温泉も出る、雪もめちゃくちゃ降ります。

そして最近は、人も増えています。

しかも、Iターン者が、です。

木薫で働いている人も、Iターンは6人います。

近くは兵庫、島根から。
遠くは東京、北海道から。
はるばる岡山県の東北端・西粟倉村にやってきているんです。

ほとんどの人が、西粟倉村内に住んでいて、
住めば都の西粟倉村は、居心地が良く、
どんどん西粟倉色に染まっていきます。
工場での作業の様子 西粟倉村の住人たちが作ったホンモノの木の家具・遊具を
西粟倉村から直接お届けします。


『森から子どもの笑顔まで』を合言葉に、
林業から始まり、
子供向けの家具と遊具を製作・販売しているのが木薫です。

創業の時は、社長も
「最初のうちは『木薫』が恥ずかしかった」そうです。

ですが今では、お客さんである保育園の先生にも「もっくんさん」と呼ばれています。

「もっくん」って、ひらがなにすると、可愛いくて、小さな男の子のあだ名みたいですね。

もっ君

素朴だけど、芯の強い木薫です。