もっくんのブログ

林業のイメージと現実は違ったり違わなかったり

2022年3月14日

木薫で林業するならこんな感じ

木薫の林業って実際どんな感じ?
拘束時間は?仕事の内容は?

一般的な林業のイメージと、木薫の場合を一問一答形式でお答えします。


①どんなスケジュールなの?
入社4年目の1日はこんなスケジュールで仕事しています。

タイムスケジュール


②木を切ってるだけ?
いいえ。林業には様々な作業があります。
作業道を作るために木の根を引っこ抜いたり、道を強くするためにま丸太を組んで鉄筋を打ち込んだり、丸太を集めるためにワイヤーを伸ばしたり、木の状態を1本ずつ確認したり、水分補給したり、バーベキューで焼きそばを作ったりなどなど。


③熊とかの動物を見ることはある?
作業中に出会うことは滅多にありません。
鹿の鳴き声や熊の糞など“そこにいる”ことは分かりますが、姿を見せることは少ないです。
私たちにとって動物が怖いのと同じく、動物も人間が怖いのでしょう。


④森の中だからマイナスイオンで気持ちいい?
作業に入るのは木が密集した暗い森(間伐前)です。
木々の静寂さは感じますが、気持ちいいかと問われると微妙かも……?
けれど、作業が終わった後に見ることができる、光が差し込む森(間伐後)にはとてもやりがいを感じます。


⑤汚れる?虫いる?
体力仕事なので汗はかきますし、足場が悪いので転んで土が付くこともあります。
最初のころは慣れなくてチェーンソーオイルで油まみれ……なんてこともあるかもしれませんね。
虫はたくさんいるので、蚊取り線香が必須です。


⑥日給制だから手取りが少ない?
木薫では月給制を採用しています。
梅雨時は多くの場合山での作業は休みになりますが、家具工場での作業もあるので仕事はできます。
天気に合わせて出勤日と休日を振り替えることを柔軟におこなっているので、月々の収入や休暇日数は安定しています。


⑦家から作業現場に直接行って交通費も自己負担になるの?朝早い?
いいえ。
木薫の場合は、朝8時10分に出社してみんなでラジオ体操。そのあと社用車で現場に向かいます。
夕方には、17時30分に会社に戻れるように作業現場を離れます。なので、作業の終了時間は現場によって違います。
家から会社までの交通費は支給されます。


⑧死亡率高くて危険らしいけど大丈夫?
装備注意を怠らなければ大丈夫。
木薫の山師がケガをするのは2年に1回ほど。
林業初心者のケガの多くはチェーンソーで脚を切ることですが、今はチェーンソーパンツが標準装備なので脚にチェーンソーの刃が当たっても素肌まで切れません。
それから、作業中は常に周りをよく見ておかないといけないので、体力よりも精神力のほうが大事と言う人もいます。

以上、木薫林業のリアルをお届けしました。

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