2023年11月20日
木を切らないほうがいい山、切ったほうがいい山の見分け方をご紹介します。
「木を見て森を見ず」という言葉もあるように、木だけではなく山全体を見ながら判断しましょう。
木を切らないほうがいい山
・天然林
人の手がほとんど入っていない貴重な存在です。まずは、土地の境界をしっかり定めましょう。
天然林と人工林の違いはこちら→山に関わる専門用語を解説します。
・太った木が多い、日光が差している
良い手入れがされています。管理計画を把握し、現状維持しましょう。
森林経営管理法についてはこちら→新しい山のつくりかた!『森林経営管理法』ってなんだ?
・山の状態は悪くないが、不便な場所
小型重機でも入るのに苦労する場所は、木材生産に適していない可能性があります。手入れ済みであれば、天然林に近い形へ変えていくのもいいかもしれません。
木を切ったほうがいい山
・木が密集している
植林後、手入れされずに放置されています。まずは間伐から始めましょう。
・全体的に木がやせ細っている
木が栄養不足です。原因が土なのか、木の密度なのか、病気なのか調べましょう。ほとんどの場合が、木が密集しすぎているケースです。
・日光が地面まで届いていない
木が多すぎて日光を遮っています。低樹木が育つように、間伐等を検討しましょう。
・地面が丸見えで草に覆われていない
草が無いということは、土を支える根っこが足りていない状態です。土砂崩れの危険があるため、早めに対策しましょう。地面の草を成長させるには、地面に日光を当てる間伐が有効です。
山に関する相談先は、地域の森林組合または市町村です。
管理計画を立て、良い山をつくりましょう!